• PORTAL WITH NREAL / ROOM DESIGN

    PORTAL with Nrealは自宅でも店舗のようなブランド体験、購買体験を 楽しむことのできるサービスをコンセプトに、CES会場内の3m×3mの体験スペースに自宅の部屋をイメージしたルームデザインを行いました。PORTALの世界観のベースとなるBLACK AND WHITEを基調にしながらも、 Nrealグラスが部屋の特徴を検知しやすいデザイン・形状を取り入れ、体験の質を下げることのない部屋を作り上げました。

  • Balancing SLAM stability and design

    PORTAL with Nrealの世界観はBLACK AND WHITEを基調にしています。
    当初、グレーの壁紙にアートを飾り、床はホワイトの木目調で、フラワーベースを挿し色で…などシンプルなイメージの部屋のデザインを想定していました。
    しかし、特定の場所に常にARを表示するにはグラスが検知する特徴点が多く、複雑な模様であることという制約がありました。
    実際にNrealグラスで部屋の特徴点を捉えた時に、シンプルな部屋すぎてPORTALの体験をするにはSLAMが安定しなかったため、デザインを再検討しなければなりませんでした。
    そこで、床をグレーとホワイトのランダムをランダムにしたタイル状に、窓枠と景色をつけて部屋全体に特徴点を増やしました。
    また、PORTAL内でモデルが着用しているJOSEPHの服を実際に取り寄せ壁にかけることで、実在する部屋として演出しつつ特徴点を増やし、SLAMを安定させることができました。

  • Designing Two TYPES OF AR markers

    PORTAL WITH NREALでは2つのARマーカーを制作しました。
    1つめはチェアの前にある丸いテーブル。2つめは壁にかかった900mm×900mmの大きなアート。
    これらのARマーカーをデザインする際には、グラスが検知しやすくなるような制約がいくつもあり、それらを達成しながらPORTALの世界観とインテリアとして調和するデザインに仕上げる必要がありました。
    テーブルはユーザーのPORTAL体験の入り口・体験中表示するARのメインのマーカーとなります。体験者の日常を想定し、体験中に座った状態でも立った状態でも
    機能するテーブルをマーカーにすることにしました。テーブルの質感を大理石調に、真ん中に大きくロゴを入れることで、インパクトがありインテリアとしてもマーカーとしてもバランスのとれたデザインに仕上げることができました。
    壁のアートは体験が始まってからPORTALの世界観に引き込み、体験中にはよりリッチな体験づくりを担うためのマーカーです。もともとPORTAL BY JOSEPHで使用していたアートワークを額縁に入れ、マーカーのまわりに複数のアートを飾ることで自宅に飾られているウォールアートとして溶け込む形にしました。
    いわゆる体験ブースとしてのマーカーではなく、PORTALのように体験の空間を作りが重要視される体験においては、マーカーを空間の中に溶け込ますことで、ユーザーはより深く空間に没入することができ、私たちが届けたい体験をユーザーにしてもらうことにつながると考えています。

  • CREDIT

    Service Planning & Design and Development: Kent Kajitani ・ Yuki Kobayashi ・ Kazuya Hiruma ・ mathilda ・ Atsuto Inoue ・ Yuki Homma ・ Tomoaki KUROKO

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